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ビール風味の炭酸飲料といったノンアルコールビールのイメージ脱却をうたう新商品が続々と登場。消費者の健康意識の高まりで市場拡大が見込まれる中、本物のビールと変わらない味の再現に向けた製法を巡る競争が激化している。
国内で主に普及しているノンアルビールは、発酵前の麦汁にさまざまな原材料を調合することで味をビールに似せた商品。爽やかな味わいが人気だが、「ビールとは違う人工的な味だ」という消費者もいて、さらなる改善が業界共通の課題となっている。
キリンビールは「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」を30日に発売する。
決め手は、麦汁を発酵させたビールに減圧蒸留処理をしてアルコール成分を抜く「脱アル製法」だ。アルコール成分を抜いた後もうまみがしっかり残るビールを醸造するなど工夫を重ねた。脱アル製法で先行するアサヒビールの「アサヒゼロ」などに挑む。
24日にサントリーが発売したのが「ザ・ベゼルズ」だ。スピリッツのアルコール成分を抜いて抽出したエキスを発酵前の麦汁に加えた。酒のような奥行きと余韻を持たせたという。
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