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総務省統計委員会は29日、コメ(水稲)の単位面積当たりの出来具合を示す「作況指数」の廃止を盛り込んだ答申を決定した。農林水産省は、代替となる新指標の名称を「作況単収指数」にすると報告し、統計委の了承を得た。新指標は10月中旬から公表する。総務相は答申を踏まえ、近く作況指数の廃止を承認する見通しだ。
作況指数は、深刻な冷害が少なくなかった過去30年間の傾向を踏まえて算出している。農水省は、生産現場の実感と乖離が生じていると説明。近年の温暖化の影響を反映しやすい方法を検討してきた。
新指標は、直近5年間の収量を基に、参考として提示する。極端な豊作、凶作の影響を排除するため、5年間のうち最も収量が多かった年と少なかった年を除く3年間の平均値と比べる。
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