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シャープの沖津雅浩社長は30日、インタビューに応じ、新たな成長の柱として「電気自動車(EV)や人工知能(AI)に投資する」と述べた。白物家電などの既存事業で業績を安定させ、親会社である台湾の鴻海精密工業の資源も活用して新規事業に取り組む。
シャープは鴻海と協力し、2024年9月にEVの試作モデルを公開した。中期的に利益が出る見込みであれば、事業化する計画で「(発売から)3年後には年間で9千台を販売しないといけない」と話した。
白物家電では、インドネシアや中近東、アフリカでの事業を強化する。衛星通信事業は、27年ごろに本格化させたいとした。白物家電などに搭載するAIの開発にも力を入れ、技術力だけでなく顧客のニーズも反映させる考えだ。
中小型液晶パネル事業は、亀山工場(三重県亀山市)の第2工場を鴻海に売却する交渉が進んでいると説明した。液晶パネルのサプライチェーン(供給網)が「鴻海だけで完結するメリットがある」と述べた。
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