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8月の実質賃金1・4%減

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 厚生労働省が8日公表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価の変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、前年同月から1・4%減った。マイナスは8カ月連続となる。名目賃金に当たる現金給与総額は44カ月連続でプラスとなっているものの、家計を圧迫する物価上昇に追い付いていない状況が続いている。

 現金給与総額は1・5%増の30万517円だった。物価の変動を示す消費者物価指数が3・1%上昇したことから、実質賃金はマイナスとなった。

 夏の賞与(ボーナス)が支給された6月と7月の実質賃金もマイナスだったため、厚労省の担当者は「引き続き物価高の影響で実質賃金の傾向は好転しにくいだろう」との見通しを語った。

 現金給与総額の内訳は、基本給を中心とした所定内給与は2・1%増の26万8202円と、46カ月連続で上昇した。残業代などの所定外給与は1・3%増の1万9676円。ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は10・5%減の1万2639円だった。


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