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円急落、152円台後半

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 高市早苗氏が自民党総裁に就き、その政策を見越した「高市トレード」と呼ばれる株高、円安、金利高に市場が大きく揺れている。財政拡張を伴う景気刺激策への期待から日経平均株価が過去最高値圏で推移するのに対し、8日の外国為替市場の円相場は対ドルで急落。約8カ月ぶりの円安ドル高水準となる一時1ドル=152円台後半を付けた。市場からは「政治情勢が変われば急速に巻き戻される可能性がある」と警戒する声も出ている。

 株高は株式を保有する投資家の資産価値を高める一方、円安進行は輸入コストを押し上げるため、食品などの価格が一層高騰し家計に打撃となりかねない。長期金利も17年ぶりの高水準にあり、固定型の住宅ローンの金利上昇を招く可能性がある。

 8日午後4時現在の東京市場の円相場は、前日比1円70銭円安ドル高の1ドル=152円32~36銭。ユーロは1円06銭円安ユーロ高の1ユーロ=176円93銭~177円01銭。 対ドルでは自民党総裁選の投開票日前の前週末比で5円ほど下落した。


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