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JR東海が、大阪・関西万博で乗客が増えた新大阪駅の改札で駅員の配置を最適にするために人工知能(AI)を活用している。これまで駅員の経験や勘に頼っていたが、過去の人流データなどから時間帯ごとの混雑を予測する。円滑な乗客対応に成果を上げているといい、ほかの東海道新幹線の駅に拡大することも視野に入れる。
予測AIは今年初頭に導入した。当初は改札の利用動向などの過去データを基に、新幹線の乗客が使う3カ所ある改札の入出場別の混雑を日、時間ごとにAIが推定。万博開幕後は日本国際博覧会協会が公表した来場者の輸送方針なども判断材料にするようにした。
AIの予測は改札機がエラーになった乗客への対応などを担う駅員の配置を決める際に参考にしている。各駅員も配備されたタブレット端末で確認でき、慌ただしくなる時間帯や場所の把握に役立っている。新大阪駅は乗降客が多く、2024年度に1日平均で約16万9千人が利用した。
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