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通販大手のアスクルで19日、サイバー攻撃によるシステム障害が発生し、商品の受注や出荷を停止した。同社はコンピューターウイルス「ランサムウエア」への感染が原因と説明している。20日には、アスクル傘下の子会社に物流業務を委託する「無印良品」を展開する良品計画や、生活雑貨店を展開するロフト(東京)もインターネットストアでの商品の販売を停止していると公表。百貨店のそごう・西武(東京)も一部停止するなど、影響が広がった。
アスクルは19日午前に感染を検知した。法人向け通販「アスクル」や個人向けの「ロハコ」などでサービスを停止した。個人情報や顧客データの外部流出の有無は調査中としている。問題が長期化する恐れから28日に予定していた月次の業績公表を延期する可能性があると20日に明らかにした。
良品計画のシステムはランサムウエアに感染しておらず、実店舗への商品配送には問題ないという。24日から11月3日まで予定している会員向けの割引セール「無印良品週間」はネットストアでの実施を見送り、実店舗のみで開催する。
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