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サイバー攻撃を受けた通販大手アスクルのシステム障害の混乱が収まらない。100人規模の技術者が復旧作業に当たるが通販再開は見通せず、「無印良品」など取引先の一部業務も止まったままだ。顧客からは長期化への懸念の声が上がっている。
アスクルによると、外部からシステムへの不正アクセスを検知したのは19日午前。午後には企業、個人向けの通販の受注を停止し、並行してコンピューターウイルス「ランサムウエア」への感染が疑われる物流などのシステムを社内のネットワークから切り離した。
東京都北区で医院を営む伊藤博道さんは「(サービスが)1カ月止まれば、全国的に医療器具の需給が逼迫するのではないか」と気をもむ。アスクルのサイトは幅広い商品を購入できるため、「8割以上の院内物品を買っていた」と話す。
他社にも被害が広がっている。商品の配送業務をアスクル子会社に委託する良品計画の無印良品やロフト(東京)、百貨店そごう・西武(東京)、ネスレ日本(神戸市)のインターネットストアでも20日以降次第に商品が扱えなくなった。
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