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10月の東京物価、2・8%上昇

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 総務省が31日発表した10月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合指数が111・0となり、前年同月比で2・8%上昇した。伸び率は9月の2・5%から拡大した。コメ類の上昇率は40・0%。上げ幅は6カ月連続で縮小したが、需要逼迫に加えて人件費や資材価格の高騰で価格が高止まりしている。

 全体の伸び率拡大は、東京都が夏の酷暑対策として実施した、一般家庭向けの水道基本料金無償化が終了した影響が大きかった。

 生鮮食品を除く食料は6・7%の上昇だった。コメ価格の高騰を反映しておにぎりは17・8%、すし(外食)は14・5%それぞれ上がった。

 世界的な値上がりの影響を受けチョコレートは36・6%、コーヒー豆は64・7%それぞれ上がった。

 インバウンド(訪日客)需要が堅調で宿泊料が高騰したことも、物価上昇に寄与した。

 東京都区部の指数は全国の物価動向の先行指標となる。


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