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【ワシントン共同】米政府は1日、中国との貿易交渉の合意内容をまとめた文書「ファクトシート」を公表した。中国が、2022年10月と25年4月に課したレアアース(希土類)や重要鉱物への輸出規制を「事実上、撤回する」と説明した。中国が支配的な立場にある供給網への圧力が緩和する可能性がある。
米国は、合成麻薬フェンタニルの流入を理由にした中国への20%の追加関税を、今月10日に10%引き下げる。文書は、トランプ大統領と中国の習近平国家主席の合意について「米国の経済力と国家安全保障を守る大きな勝利だ」と強調した。
文書によると、中国による輸出規制の事実上の撤回は、レアアースのほか、半導体材料のガリウムやゲルマニウム、電気自動車(EV)の電池に使われる黒鉛などが対象。中国が今年10月に表明したレアアースの輸出規制強化は停止となる。
中国が3月4日以降に発表した米国への報復関税を停止することも明らかにした。米国産の大豆や鶏肉、トウモロコシなど計740品目に対する最大15%の追加関税が含まれる。
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