ニュース
20日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=157円台後半を付けた。1月中旬以来、約10カ月ぶりの円安ドル高水準。政府が21日に閣議決定する経済対策の規模が拡大し、財政悪化への懸念が広がった。国債市場では、長期金利の指標である新発10年債の利回りが一時1・835%まで急騰し、2008年6月以来、約17年半ぶりの高水準となった。
円安進行がさらなる物価高を招き、長期金利上昇で住宅ローンを借りる際の固定金利が上がるなど、家計負担の増加につながる恐れがある。
円は対ユーロでも値下がりし、一時1ユーロ=181円台後半を付け、1999年のユーロ導入以来の安値を更新した。
円相場は午後5時現在、前日比1円94銭円安ドル高の1ドル=157円45~47銭。ユーロは1円27銭円安ユーロ高の1ユーロ=181円37~41銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測は後退しており「日米双方の要因で円売り圧力が高まっている」(大手銀行)との指摘も出ている。
共同通信社提供
Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。