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経済産業省が28日発表した10月の鉱工業生産指数速報(2020年=100、季節調整済み)は、前月と比べて1・4%高い104・6だった。上昇は2カ月連続。米国向けの自動車生産が好調で、全体を押し上げた。基調判断は「一進一退」で据え置いた。
日米関税交渉で9月に日本からの輸入車に対する関税が27・5%から15%に下がった影響により、米国に輸出する自動車の生産が増えたとみられる。ただトランプ米政権の高関税政策の影響を見極めたい企業も多く、経産省の担当者は「生産に慎重な動きが続いている」と分析した。
業種別では全15業種のうち、自動車や電気・情報通信機械、輸送機械(自動車を除く)など10業種が上昇した。
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