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補正18兆円、コロナ後最大

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 政府は28日、経済対策の裏付けとなる2025年度補正予算案を閣議決定した。一般会計の歳出(支出)は18兆3034億円となり、新型コロナウイルス禍後で最大となる。高市早苗首相が掲げる「責任ある積極財政」の方針の下、物価高対応を中心に歳出が膨らんだ。税収増では費用を賄えず、歳入(収入)の6割超に当たる11兆6960億円を借金である国債の追加発行で補う。

 12月上旬に補正予算案を臨時国会に提出し、年内成立を目指す。24年度と比べると歳出は4兆円以上、国債発行額は5兆円以上増える。25年度の当初予算と合わせた一般会計の歳出総額は133兆5012億円、国債発行額は40兆3431億円となる。

 市場では財政悪化への警戒感も根強い。首相は同日、X(旧ツイッター)に「国債発行額は昨年度の42・1兆円を下回る」と投稿し、財政の持続可能性に配慮したとアピールした。

 経済対策の柱である「物価高対応」に8兆9041億円、「危機管理・成長投資」は6兆4330億円、「防衛力と外交力の強化」には1兆6560億円を充てた。


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