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【北京共同】在中国の欧州連合(EU)商工会議所は1日、会員企業で中国の輸出規制強化の影響を受ける3社に1社が調達先の変更を検討しているとの調査結果を公表した。多くの企業がレアアース(希土類)などの輸出許可に必要な審査の遅れを指摘。生産停止などのリスク回避へ中国依存の脱却を目指す動きが進んでいる。
調査は11月6~24日に行い、131社が回答した。75社が中国政府の輸出規制の影響を認識しており、うち32%が調達先を他地域に切り替えることを検討していると答えた。36%はサプライヤーと協力して中国国外での供給力を強化する考えを示した。
中国商務省はレアアースなどの輸出を許可制としている。調査では、40%の企業が45営業日以内とされる審査期限が守られなかったと報告。税関手続きの遅れや審査プロセスの不透明さに対する懸念も目立った。
中国政府が10月公表した新たな輸出管理制度は、中国産レアアースが使われる外国製品の輸出にも許可を義務づける「域外適用」が盛り込まれた。
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