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ガソリン、4年ぶりの安値

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 経済産業省が3日発表した1日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査より4円安い164円80銭だった。2022年1月以来、約4年ぶりの安値となった。政府はガソリン税の暫定税率廃止に向けた移行措置として、11月27日から補助金を1リットル当たり5円増やして20円とした。店頭価格に反映され、大きく値下がりした。

 政府は価格高騰対策として22年1月27日に補助金の支給を始めた。店頭価格は今週になってようやく補助開始前の水準まで引き下がった。ガソリン価格に直結する原油相場も安定していた。

 補助金は石油元売り各社に支給されるため、補助増額後のガソリンが店舗に届くまでには数日~1週間程度かかる。調査を実施した石油情報センターの担当者は「在庫の入れ替わりが進み、来週も価格は下落する」と予測した。

 政府は暫定税率廃止により価格が急落し、ガソリンスタンドや流通が混乱する事態の回避を目的に、11月13日から補助金を徐々に拡充した。


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