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岐阜の風力発電事業中止

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 電気設備を手がける中部電力子会社シーテック(名古屋市)は5日までに、岐阜県の大垣市と関ケ原町で計画していた風力発電事業を中止したと発表した。資材や労務費の高騰で、採算が悪化したためとしている。

 2034年5月に運転を始め、風力発電機16基を設置する計画だった。事業を巡り勉強会を開いた住民の個人情報を岐阜県警が収集したことが問題化し、収集を違法とする名古屋高裁の判決が昨年確定していた。シーテックは「事業の中止と確定判決は関係がない」と説明した。

 住民が岐阜県に情報抹消などを求めた訴訟では、名古屋高裁は県に一部の抹消と賠償を命じた。


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