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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は5日、米交流サイト(SNS)のX(旧ツイッター)に対し、巨大IT規制「デジタルサービス法(DSA)」に違反したとして、1億2千万ユーロ(約210億円)の制裁金を科したと発表した。著名人らのアカウントが本物であることを示していた青色の認証マークを、誰でも有料で取得できる制度に変えたことで、利用者を欺いていると指摘した。
DSA違反に基づく制裁金は初めて。Xには60営業日以内に改善策を報告するよう求めた。
トランプ米政権はEUの規制や制裁金を批判しており、反発を強める可能性がある。バンス副大統領は公表に先立ち「欧州委は言論の自由を支持すべきだ。くだらない理由で米企業を攻撃すべきでない」とXに投稿した。
青色の認証マークの運用は、米実業家イーロン・マスク氏が2022年10月にXを買収してから変更された。有料会員なら取得できるようになったため、犯罪者が著名人に成り済まして悪用するケースが発生している。
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