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【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は8日、閣僚らと経済政策を協議する会議を開き、出生率の低下傾向を認め「政府の人口動態分野での対策は不十分だ」と述べた。少子化対策のてこ入れのため、来年1月から雇用主による出産支援金に関する非課税枠の上限を100万ルーブル(約200万円)に引き上げると発表した。従来の5万ルーブルから20倍となる。
プーチン氏は、ロシアが2022年に併合を宣言したウクライナ南部ザポリージャ、ヘルソン両州などの住民に出産への意欲の高まりが見られると主張。「子どもが増えるほど支援は手厚くあるべきだ」と述べ、制度拡充の必要性を訴えた。
9月のロシア財務省による付加価値税(日本の消費税に相当)の税率を20%から22%に引き上げる提案については、「一時的な措置」だと強調。引き上げは「国防資金調達」を主な目的とし、ウクライナ侵攻の長期化で逼迫する財政を補う狙いだとみられている。
25年の国内総生産(GDP)の成長率については「1%になる」と述べた。
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