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【ワシントン、ニューヨーク共同】トランプ米大統領は8日、半導体大手エヌビディアが手がける人工知能(AI)向け半導体「H200」の中国への輸出を許可したと交流サイト(SNS)で明らかにした。習近平国家主席に伝達したという。バイデン前政権が強化した対中輸出規制を緩和する動きの一つとなる。
トランプ氏は、米国の国家安全保障を維持することを条件に「中国やそれ以外の国の承認された顧客」への販売を認めると説明した。「習氏の反応はポジティブだった!」と書き込んだ。より高性能なAI半導体「ブラックウェル」は含まれていないとも指摘した。
米ブルームバーグ通信によると、トランプ氏と側近らは数週間にわたりH200の対中輸出の可否を協議。今回のH200の輸出容認は、エヌビディアが求めていた「ブラックウェル」の輸出を認める代わりの妥協案とみられる。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が先週、トランプ氏と面会していた。
中国は米国による半導体輸出規制を批判。米中貿易協議の議題の一つとなっており、米側に緩和を求めていた。
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