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NYマーケットダイジェスト・27日 株安・金利低下・原油高・ユーロ高

スポット
(27日終値)
ドル・円相場:1ドル=156.05円(前営業日比▲0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.36円(△0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1812ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:48977.92ドル(▲521.28ドル)
ナスダック総合株価指数:22668.21(▲210.17)
10年物米国債利回り:3.94%(▲0.06%)
WTI原油先物4月限:1バレル=67.02ドル(△1.81ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5247.9ドル(△53.7ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
1月米卸売物価指数(PPI)
(前月比)    0.5%     0.4%・改
(前年比)    2.9%      3.0%
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比)    0.8%     0.6%・改
(前年比)    3.6%      3.3%
2月米シカゴ購買部協会景気指数
         57.7       54.0
12月米建設支出
(前月比)    0.3%      ▲0.2%

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。1月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行すると、23時前に一時1.1791ドル付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値1.1789ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。その後発表の2月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったこともユーロ売り・ドル買いを誘う場面があったが、下押しは限定的だった。
 NY午後に入るとじり高の展開となった。特に新規のユーロ買い材料は伝わらなかったが、米長期金利の低下とともにユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。ユーロポンドなど一部ユーロクロスの上昇につれた買いも入り、2時過ぎに一時1.1827ドルと日通し高値を更新した。
 なお、ユーロポンドは一時0.8789ポンドと昨年12月17日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。また、米長期金利の指標である10年債利回りは一時3.9375%前後と昨年10月22日以来約4カ月ぶりの低水準を付けた。

・ドル円は小幅続落。21時30分前に一時155.84円付近まで下押ししたものの、23時過ぎには米PPIの上振れを受けて156.22円付近まで持ち直した。ただ、米長期金利の低下などが相場の上値を抑えたため、戻りも限定的だった。NY市場に限れば156.00円を挟んだ狭いレンジでのもみ合いに終始した。
 なお、トランプ米大統領はこの日、ホワイトハウスで記者団に対し「核開発問題を巡るイランとの協議に満足していない」と述べたうえで、イランに対する軍事行動については「まだ決定は下していない」と明らかにした。

・ユーロ円は反発。20時30分過ぎに一時183.94円付近まで値を下げたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ユーロドルやユーロポンドの上昇につれた動きとなり、2時30分前に一時184.55円と日通し高値を更新した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落。人工知能(AI)を巡る過剰投資懸念や、1月米PPIの上振れを受けて投資家心理が悪化。株売りが優勢となった。米国によるイランへの軍事攻撃懸念が高まったことも相場の重しとなり、一時820ドル超下落した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。1月米PPIが予想を上回ったことで売りが先行したものの、反応は一時的だった。イラン情勢に対する警戒が続く中、米国株相場が下落したことを受けて、相対的に安全資産とされる米国債に買いが集まった。利回りは一時3.9375%前後と昨年10月22日以来約4カ月ぶりの低水準を付けた。

・原油先物相場は6日ぶりに反発。トランプ米大統領がイランへの軍事攻撃は依然として選択肢として残されていると示唆しているとの一部報道も伝わり、週末に米軍が軍事行動に踏み切る可能性が懸念され、原油先物は6日ぶりに反発した。トランプ米大統領が「イランとの交渉は継続中」との発言が伝わると、上値が抑えられる場面もあった。しかし、ドルが小幅ながら売られると、ドルで取引される原油先物は割安感もあり下値も支えられた。

・金先物相場は反発。週末に米軍が軍事行動に踏み切る可能性が懸念され安全資産とされる米債や金先物にも買いが集まった。トランプ大統領がイランとの交渉が継続されているとの発言が伝わると、上値が抑えられる場面もあったが底堅さを維持し反発し、月初来高値となる水準で今月は引けた。

(中村)


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