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NYマーケットダイジェスト・1日 株高・原油安・ドル下げ渋り

スポット
(1日終値)
ドル・円相場:1ドル=158.82円(前営業日比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.01円(△0.63円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1589ドル(△0.0036ドル)
ダウ工業株30種平均:46565.74ドル(△224.23ドル)
ナスダック総合株価指数:21840.95(△250.32)
10年物米国債利回り:4.32%(横ばい)
WTI原油先物5月限:1バレル=100.12ドル(▲1.26ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=4813.1ドル(△134.5ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
3月ADP全米雇用報告
       6.2万人    6.6万人・改
2月米小売売上高
(前月比)   0.6%    ▲0.1%・改
(除く自動車) 0.5%      0.0%
3月米製造業PMI改定値
        52.3       52.4
3月米ISM製造業景況指数
        52.7       52.4
1月米企業在庫
(前月比)  ▲0.1%     0.0%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。トランプ米大統領が自身のSNSに「イランの新たな指導者が米国に停戦を求めてきた」と投稿したほか、一部通信社とのインタビューで「かなり早くイランから引き揚げる」との考えを示すと、米国とイランの紛争終結期待が高まった。原油先物相場は下落し、米国株相場は上昇。為替市場では「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。24時頃には一時1.1627ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.30まで低下した。
 ただ、停戦を巡る不透明感は根強く、4時過ぎには1.1577ドル付近まで押し戻された。イラン外務省報道官は「イランが停戦を要請したとするトランプ米大統領の発言は虚偽で根拠がない」と話したほか、アラグチ・イラン外相は「ホルムズ海峡の将来はイランとオマーンだけが決める」などと述べたと伝わった。

・ドル円は3日ぶりに小反発。中東情勢の緩和期待を背景にドル売りが出た半面、本日発表の3月ADP全米雇用報告や2月米小売売上高、3月米ISM製造業景況指数が軒並み予想を上回ったことを手掛かりにドル買いが入った。大きな方向感は出なかったものの、4時30分前には158.95円付近まで買われ、アジア時間に付けた日通し高値159.01円に迫った。
 なお、市場では日本時間2日10時に予定されているトランプ米大統領のイラン情勢に関する演説に注目が集まっている。トランプ氏は演説で、イランでの軍事的成果を国民にアピールし、軍事作戦が2−3週間以内に終了する可能性を強調する見通しだ。

・ユーロ円は続伸。ホルムズ海峡を巡る不透明感は残るものの、中東での戦闘終結への期待感が広がる中、世界的な株高を受けて円売り・ユーロ買いが優勢となった。ユーロドルの上昇につれた買いも入り、24時前に一時184.25円と日通し高値を更新した。そのあとはユーロドルの伸び悩みにつれた売りが出て183.81円付近まで下押しした。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。米国とイランの軍事衝突が近く収束するとの期待から、買いが優勢となった。市場では「中東情勢を巡る不透明感は残るものの、投資家のリスク回避姿勢は後退している」との声が聞かれる中、指数は一時460ドル超上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。欧州債相場が上昇すると、米国債にも買いが波及したものの、この日発表の3月ADP全米雇用報告や2月米小売売上高、3月米ISM製造業景況指数が予想よりも強い内容だったことが分かると売りに押された。

・原油先物相場は続落。トランプ米大統領がイランへの軍事作戦を早期終結する可能性を示唆したことが売りを後押した。
 トランプ米大統領は自身のSNSに「イランの新たな指導者が米国に停戦を求めてきた」と投稿した。一方で、米軍はイラン内陸部の地下軍事施設に精密誘導弾を投下するなど、爆撃を続けており、停戦をめぐる不透明感は払しょくされず、原油相場は引き続き値幅を伴う神経質な動きが続いている。

・金先物相場は続伸。中心限月の清算値ベースで約2週間ぶりの高値となった。前日に続き、この日も米・イランの終戦期待が広がった。原油高と「有事のドル買い」に巻き戻しが入り、ドル建ての金は買いが優勢となった。また、中東紛争が収まれば、米利下げ期待が再燃するとの思惑も金の買いを後押した。


(中村)


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