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中国株サマリー(11日)

市場概況
反発、上値重い 建設機械などに買い

 11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.23%高の3034.25ポイントだった。深セン成分指数は0.03%高の9300.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8128億100万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付いた。3月の米消費者物価指数(CPI)の予想上振れを受けて米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が大きく後退したことや、3月の中国のCPIの予想下振れを嫌気する売りが先行。ただ、売り一巡後は指数が上向きに転じ、その後はプラス圏でもみ合った。前日に約2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感に着目した買いが相場を支えた。もっとも、12日に貿易統計、16日に国内総生産(GDP)など国内主要経済指標の発表が相次ぐ予定で、様子見気分も漂い、上値は重かった。

 セクター別では、建設機械、観光・ホテル、文化メディア、自動車などが高い。半面、航空・宇宙関連、バッテリー、電機、バッテリー素材などが下げた。

 A株市場では、送配電用機器の思源電気(002028)、送電技術の国電南瑞科技(600406)、自動車メーカーの重慶長安汽車(000625)、鄭州宇通客車(600066)、セメントメーカーの安徽コンチセメント(600585)などの上昇が目立った。建設機械の徐工集団工程機械(000425)、中聯重科(000157)、三一重工(600031)が大幅に続伸した。半面、航空大手の中国国際航空(601111)、豚肉関連の新希望六和(000876)、牧原食品(002714)、スマホ・スマートカー部品メーカーの欧菲光集団(002456)などが売られた。

 上海B株指数は0.25%高の258.85ポイント、深センB株指数は0.11%高の1081.33ポイントだった。


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