日経平均サマリー(17日)

市場概況
日経平均は大幅に3日続落 後場に崩れて38000円を割り込む

 17日の日経平均は大幅に3日続落。終値は509円安の37961円。米国株は3指数がまちまちとなったが、寄り付きは3桁の上昇と強めに始まった。しかし、すぐに失速してマイナス転換。下落銘柄も多い中、一気に下げ幅を300円超に広げた。

 38100円台でいったん盛り返し、前引けにかけては下げ幅を2桁に縮小。後場のスタート直後にはプラス圏に浮上した。しかし、そこで売り直されると、14時辺りからは大きく値を崩す展開。オランダの半導体大手ASMLの決算が市場の期待に届かなかったことが伝わり、レーザーテック<6920.T>を筆頭に半導体株が売り込まれた。強弱感が交錯していたところで終盤に悪材料が出てきたことで、引けにかけては買い手不在の状態に。節目の38000円も下回って下げ幅を500円超に広げ、安値引けとなった。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆5000億円。業種別ではプラスは海運とその他製品の2業種のみで、化学が小幅な下落にとどまった。一方、電気・ガス、石油・石炭、鉱業などの下げが大きかった。前24.3期の決算速報値の内容が好感された東洋証券<8614.T>が大幅上昇。半面、全体のセンチメントを大きく悪化させたレーザーテックは、14時前までは横ばい圏で推移していたが、引けでは8%近い下落となった。


日経平均
 37961.80 -509.40
先物
 37840 -550
TOPIX
 2663.15 -33.96


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