中国株サマリー(17日)

市場概況
大幅反発、後場に一段高 中国当局の政策支援を好感

 17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反発。終値は前日比2.14%高の3071.38ポイントだった。深セン成分指数は2.48%高の9381.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9184億7100万元だった。

 上海総合指数は小動きで始まったものの、ほどなくして上向きに転じ、上げ幅を拡大した。前日に3月27日以来、3週ぶりの安値で終えた後とあって、買い戻しが優勢。中国当局の政策支援が好感された。耐久消費財の買い替え促進策や、資本市場の改革を促す新「国9条」に続き、国家金融監督管理総局など政府3部門は16日、「製造業向け金融サービスの深化と新型工業化推進の促進に関する通知」を公表。基礎的な部品、素材、ソフトウエア、工業ソフトウエアなど脆弱な分野に対する金融支援の強化などを求めた。後場に入ると指数は一段高となり、この日の高値で取引を終えた。

 ほぼ全セクターで買いが優勢。建設コンサルティング、教育、保険が全面高。コンピューター設備、プラスチック製品、コンシューマーエレクトロニクス、ソフトウエア開発なども大きく買われた。

 A株市場では、特定用途無線メーカーの海能達通信(002583)、中堅銀行の中信銀行(601998)がストップ高。環境関連の東江環保(002672)、建設機械メーカーの徐工集団工程機械(000425)と三一重工(600031)、大手旅行会社の中青旅控股(600138)なども大幅高。半面、石油メジャーのシノペック(600028)、自動車メーカーの上海汽車集団(600104)、白酒大手の貴州茅台酒(600519)などがさえない。

 上海B株指数は1.73%高の256.47ポイント、深センB株指数は0.59%高の1068.68ポイントだった。


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