NYマーケットダイジェスト・24日 株まちまち・金利上昇・円安

スポット
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.35円(前営業日比△0.52円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=166.21円(△0.50円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0699ドル(▲0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:38460.92ドル(▲42.77ドル)
ナスダック総合株価指数:15712.75(△16.11)
10年物米国債利回り:4.64%(△0.04%)
WTI原油先物6月限:1バレル=82.81ドル(▲0.55ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2338.4ドル(▲3.7ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比)   ▲2.7%      3.3%
3月米耐久財受注額
前月比                2.6%      0.7%・改
輸送用機器を除く前月比        0.2%      0.1%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反発。米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まる一方、日銀の低金利政策は当面続くとの見方から円売り・ドル買いが出やすい地合いとなった。大量のノックアウトオプションが観測されている155.00円を上抜けると断続的にストップロスを巻き込んで、一時155.37円と1990年6月以来約34年ぶりの高値を更新した。
 ただ、大きな節目を更新したことで、市場では政府・日銀による為替介入が一段と警戒されており、「当局が介入に踏み切るとみられていた防衛ラインを上抜けたことで、神経質な動きとなっている」との声も聞かれた。

・ユーロドルは小反落。22時前に一時1.0678ドルと日通し安値を付けたものの、4時30分前には1.0707ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、引けにかけては再び弱含んだ。円絡みの取引が中心となったため、1.0700ドルを挟んだ狭いレンジでの値動きが続いた。

・ユーロ円は4日続伸。日本時間夕刻に一時165.44円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出ると、取引終了間際に一時166.23円と2008年8月以来の高値を更新した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに反落。米長期金利が上昇すると、株式の相対的な割高感が意識されて売りがやや優勢となった。ただ、中東の地政学リスクへの過度な警戒が和らぐ中、指数は上げに転じる場面もあった。なお、市場では「米企業決算や経済指標の発表を前に、積極的な売買は手控えられた」との声が聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸。昨日の引け後に決算を発表したテスラが12%超上昇した。

・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反落。明日以降に1−3月期米国内総生産(GDP)速報値や3月米個人消費支出(PCE)デフレーターなどの米重要指標の発表を控えて、持ち高調整目的の売りが出た。

・原油先物相場は反落。中東情勢を巡る懸念の緩和が相場の重しとなった。もっとも、米エネルギー省(EIA)週間石油在庫では原油在庫が予想に反して大幅な取り崩しとなったため、在庫統計後には買い戻しが入る場面も見られた。

・金先物相場は3日続落。明日以降に1−3月期米GDP速報値や3月米PCEデフレーターなどの重要指標が控えるなか、持ち高調整目的の売りが出た。

(中村)


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