中国株サマリー(26日)

市場概況
3日続伸、後場に上げ幅拡大し約6カ月半ぶり高値

 26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比1.17%高の3088.64ポイントだった。深セン成分指数は2.15%高の9463.91ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆863億7800万元だった。

 上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移。後場に入って徐々に上げ幅を拡大すると、終値は昨年10月12日以来、約6カ月半ぶり高値だった。中国政府による景気対策への期待は強いほか、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることなどが好感された。セクター別では、証券と貴金属が全面高となったほか、ソフトウエア開発や自動車、不動産開発なども買われた。半面、銀行や鉄道・道路、石炭などが売られた。

 A株市場では、招商局蛇口工業区控股(001979)や万科企業(000002)、保利発展控股集団(600048)など不動産株が大幅高。労働節(メーデー)連休後に深センの一部地域が住宅の購入規制を廃止すると伝わり、材料視されたもよう。宇通客車(600066)や富士康工業互聯網(601138)などの上昇も目立った。半面、北京東方園林環境(002310)や紫光国芯微電子(002049)、国電南瑞科技(600406)などが下げた。

 上海B株指数は1.9%高の252.39ポイント、深センB株指数は0.86%高の1080.84ポイント。


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