東京外国為替市場概況・15時 ドル円、急落

市場概況
 29日午後の東京外国為替市場でドル円は急落。15時時点では156.79円と12時時点(159.36円)と比べて2円57銭程度のドル安水準だった。13時頃からまとまった売りが断続的に持ち込まれ、急速に値を下げた。市場では「政府・日銀による介入の可能性がある」との声が聞かれるなか、一時155.06円まで大きく値を下げた。もっとも、155円手前で下げ止まると一巡後は156円台後半まで買い戻されるなど、荒い値動きとなっている。神田財務官からは「(為替介入観測について)今はノーコメント」との見解が伝わっている。

 ユーロ円も急落。15時時点では168.14円と12時時点(170.77円)と比べて2円63銭程度のユーロ安水準だった。介入と思われる円買いフローにより166.36円と高値から5円以上の大幅下落となった。もっとも、一巡すると168円台前半まで持ち直している。
 なお、本日介入があったかどうかは来月31日19時に財務省が発表する外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)にて明らかになる。

 ユーロドルは15時時点では1.0725ドルと12時時点(1.0717ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。円相場が乱高下となるなか、一時1.0734ドルまで本日高値を伸ばしたが、上値は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.06円 - 160.17円
ユーロドル:1.0687ドル - 1.0734ドル
ユーロ円:166.36円 - 171.56円

(越後)


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