NY株式サマリー(30日)=ダウ570ドル安と3日ぶりに大幅反落 月間では3指数が6カ月ぶりに大幅反

市場概況
◆ダウ平均:37815.92 -570.17 -1.49%
◆S&P500:5035.69 -80.48 -1.57%
◆NASDAQ:15657.822 -325.26 -2.04%

 30日のNY株式相場は3日ぶりに大幅反落。翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控える中、寄り前に発表された1-3月期の雇用コスト指数が予想を上回る強い結果となったことでインフレ長期化懸念が強まった。米10年債利回りは前日の4.61%から4.68%に上昇し、政策金利に敏感な米2年債利回りは4.97%から一時5.04%に上昇。CMEのフェド・ウォッチが示す年内の利下げ確率は前日の82%から73%に低下した。ダウ平均は下落してスタートすると取引終盤に下落幅を拡大し、570.17ドル安(-1.49%)で終了。S&P500とナスダック総合も終日マイナス圏で推移し、それぞれ1.57%安、2.04%安で終了。主要3指数がそろって3営業日ぶりに反落した。4月月間ではダウ平均が5.00%安、S&P500が4.16%安、ナスダック総合が4.41%安と主要3指数がそろって6カ月ぶりの大幅反落となった。

 ダウ平均採用銘柄は予想を上回る決算を発表した3Mが4.72%高となったものの、キャタピラーが4.35%安となり、引け後に決算を発表するアマゾン・ドット・コムも3.29%安。このほか、ボーイング、マイクロソフト、シェブロンが3%超下落し、インテル、セールスフォース、アメリカン・エキスプレスも2%超下落した。業種別ではS&P500の全11セクターが下落。エネルギー、一般消費財、ITが2%超下落した。

 引け後の動きでは1-3月期の売上高と利益が予想を上回ったアマゾン・ドット・コムが時間外で一時3%上昇したが、弱い見通しが嫌気され上値は限定的だった。予想を上回る決算を発表したピンタレストは時間外で16%高と急伸した。一方、ゲーミング部門の売上高が予想を下回ったアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が時間外で7%超下落した。


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