海外マーケットトピック−FRB議長「次の行動が利上げになる可能性は低い」

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<市場動向>
・米国株式市場−ダウ反発、ナスダック続落
・米債券市場−10年物国債利回り、4.63%に低下
・NY原油先物−6月限の終値は前営業日比2.93ドル安の1バレル=79.00ドル
・NY金先物−6月限の終値は前営業日比8.1ドル高の1トロイオンス=2311.0ドル
・CME225先物−大阪取引所比で下落、37965円で引け
・VIX指数−15.39に低下 株式市場は引けにかけて失速

<海外経済指標>
・EIA石油在庫統計:原油は726.5万バレルの積み増し
・4月米ISM製造業景況指数 49.2、予想 50.0
・3月米建設支出(前月比) -0.2%、予想 +0.3%
・3月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数 848.8万件、予想 868.6万件
・4月ADP全米雇用報告 +19.2万人、予想 +17.5万人  

<海外の要人発言>※時間は日本時間
・2日03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明
「最近の指標は経済活動が堅調なペースで拡大していることを示している」
「雇用の伸びは引き続き力強く、失業率は依然低い」
「インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている」
「ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてさらなる進展は見られていない」
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」
「委員会は、雇用とインフレの目標達成に対するリスクが過去1年間でバランスが改善されたと判断」
「経済の見通しは不確実で、委員会はインフレのリスクを引き続き大いに注視している」
「FF金利の目標誘導レンジのあらゆる調整を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」
「委員会はインフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まるまで、目標誘導レンジの引き下げが適切になるとは予想していない」
「さらに、以前発表された計画で説明されている通り、委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける」
「委員会は6月から、債券の月間償還上限を600億ドルから250億ドルに引き下げることで、保有証券の減少ペースを鈍化させる」
「委員会はエージェンシーローン担保証券の毎月の償還上限を350億ドルに維持し、この上限を超える元本支払いを再投資する」
「委員会はインフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む」
「金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する」
「もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」
「委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する」
「今回の金融政策決定は全会一致」

・2日03:36 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「インフレは依然として高すぎる。2%の目標に戻すことに尽力」
「経済は目標に向かって大きく前進した」
「インフレはさらなる進展の欠如を示唆」
「インフレは顕著に緩和したが、依然として目標の2%を上回っている」
「労働市場は依然として比較的逼迫しているが、バランスは改善している」
「FRBは会合ごとに意思決定を継続する」
「FRBがインフレ率の低下に自信を持てるようになるまでには、これまでの予想よりも時間がかかる可能性が高い」
「短期的なインフレ期待が高まっている」
「利下げの確信を得るには想定より時間かかる見通し」
「金融政策は時間とともに十分に抑制的になっていく」
「金利がピークにあるかどうかはデータ次第」
「堅調な労働市場それ自体はインフレの問題を引き起こすことはない」
「次の行動が利上げになる可能性は低い」
「成長もしくはインフレでスタグフレーション想定せず」

<一般ニュース>
・FRB、バランスシート縮小ペース減速へ 6月から国債250億ドル=ロイター
・中国大型連休、根強い節約志向 初日は移動急増=ロイター
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・米地銀NYCB、株価急騰−1〜3月業績に持ち直しの兆し=BBG
・人員削減進めるテスラ、人事トップが退社−幹部の流出も相次ぐ=BBG
・ブラジル格付け見通し、「ポジティブ」に引き上げ−ムーディーズ=BBG
・米国とサウジ、歴史的な協定へ合意に近づく−中東情勢を一変も=BBG


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