東京外国為替市場概況・12時 ドル円 上昇幅を拡大

市場概況
 8日の東京外国為替市場でドル円は上昇幅を拡大。12時時点では155.16円とニューヨーク市場の終値(154.69円)と比べて47銭程度のドル高水準だった。根強い円先安観を後押しに2日以来の155円台乗せ。155.24円まで上伸した。鈴木財務相から「為替はファンダメンタルズを反映して安定推移が重要、過度の変動望ましくない」「引き続き為替動向注視し、万全の態勢取っていきたい」、植田日銀総裁から「為替を直接のコントロール対象とはみていない」としながらも「最近の円安の動きを十分に注視」「為替レートは経済・物価に大きな影響を与える」「為替動向次第で金融政策の対応が必要」などの発言も聞かれたが円売りが進んだ。

 ユーロ円も円売り優位。12時時点では166.67円とニューヨーク市場の終値(166.37円)と比べて30銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円安推移に連動し、166.74円までユーロ買い・円売りが進行。ポンド円も193.87円まで上昇した。

 ユーロドルはさえない。12時時点では1.0741ドルとニューヨーク市場の終値(1.0755ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル高を受け、1.0738ドルまでユーロ安・ドル高推移。ユーロ円とかい離した動きになりやすいここもとの流れとなった。米10年債利回りが4.47%台へ持ち直したことも重しとなったか。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.55円-155.27円 
ユーロドル:1.0738ドル-1.0756ドル 
ユーロ円:166.17円-166.74円

(関口)


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