中国株サマリー(20日)

市場概況
3日続伸、8カ月超ぶり高値 観光株や非鉄金属株に買い

 週明け20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.54%高の3171.15ポイントだった。深セン成分指数は0.43%高の9750.82ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9954億4400万元だった。

 上海総合指数は終日プラス圏で推移し、終値は昨年9月4日以来、8カ月超ぶり高値だった。中国政府が住宅ローンの下限撤廃や地方政府による住宅買い取りなど追加の不動産支援策を発表したことが好感された。ただ、中国商務部が20日、台湾への武器売却に関与した米企業3社を「信頼できない実体リスト」に追加したと発表したことなどを受け、米中関係の悪化懸念などが相場の重しとなった。セクター別では、習近平国家主席が観光強国の構築加速を指示したことを受け、観光・ホテルが全面高。貴金属や非鉄金属、採掘も高かった。半面、化学繊維や不動産開発、建材などが売られた。

 A株市場では、銅や金の価格上昇を受けて北方銅業(000737)や雲南銅業(000878)が、紫金鉱業集団(601899)が大きく上げたほか、春秋航空(601021)や中国旅遊集団中免(601888)など観光関連も買われた。新希望六和(000876)や万科企業(000002)も高かった。半面、海爾智家(600690)やTCL科技集団(000100)、招商局蛇口工業区控股(001979)が売られた。

 上海B株指数は1.00%高の257.70ポイント、深センB株指数は0.92%高の1135.75ポイント。


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