22日の東京外国為替市場でNZドルは急騰。ニュージーランド準備銀行（RBNZ）・金融政策委員会（MPC）は市場予想通り政策金利を5.50％で据え置いた。同時に発表された声明文では2025年の第1・第2四半期の政策金利予想を上方修正し、利下げ開始時期を2025年後半とした。この結果を受けてNZドルは対ドルで0.6095ドル前後から3月14日以来の高値0.6152ドルまで、NZドル円は95.30円付近から2007年以来の高値96.11円まで急上昇した。

　ドル円はもみ合い。12時時点では156.30円とニューヨーク市場の終値（156.17円）と比べて13銭程度のドル高水準だった。この時間帯に動きの目立ったNZドルが対ドル・対円で並行して上昇したことによるドル売り・円売り傾向もあって、ドル円は明確な方向感のない限定的な上下だった。

　ユーロドルは小高い。12時時点では1.0859ドルとニューヨーク市場の終値（1.0854ドル）と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。対ドルでのNZドル上昇にやや連れた動き。1.0864ドルまで上値を広げたが、それでも本日ここまでの値動きは10pipsと依然として狭いまま。

　ユーロ円はじり高。12時時点では169.72円とニューヨーク市場の終値（169.51円）と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。NZドル円に連れ高となり、一時169.76円まで上昇した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円：156.11円　-　156.35円
ユーロドル：1.0854ドル　-　1.0864ドル
ユーロ円：169.46円　-　169.76円

(関口)

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