日経平均サマリー(29日午前)

市場概況
日経平均は続落 SOMPOが大幅上昇

 29日の日経平均は続落。前引けは65円安の38789円。まちまちの米国株を受けて、スタートは小幅高。序盤に鋭角的に買われる場面があり、節目の39000円を上回って上げ幅を200円超に広げた。しかし、強い動きは一時的で、39100円台に乗せた後は急速に値を消してマイナス転換。相場変調に対する警戒から、一転して下げ幅を3桁に広げた。38600円台に突入したところでは切り返しており、2桁の下落で前場を終了。米長期金利の上昇を嫌気して、グロース250指数が1.9%安と大きめの下落となった。

 東証プライムの売買代金は概算で2兆2900億円。業種別では保険、鉱業、銀行などが上昇した一方、海運、ゴム製品、水産・農林などが下落している。日本経済新聞で、政策保有株式の売却益の50%を原則として自社株買いや配当で株主還元する方針を明らかにしたと報じられたSOMPOホールディングス<8630.T>が大幅上昇。半面、証券会社が投資評価を引き下げた帝人<3401.T>が大幅に下落している。

日経平均
 38789.52 -65.85
先物
 38780 -70
TOPIX
 2761.05 -7.45


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