29日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。12時時点では157.29円とニューヨーク市場の終値（157.17円）と比べて12銭程度のドル高水準だった。月末スポット応当日の仲値にかけた実需の買いが一服。157.40円を目先の上値に一時157.20円近辺へ下押した。時間外取引の米10年債利回りが4.55％台へ切り上がったことは下支えになった。

　ユーロ円は重い動き。12時時点では170.60円とニューヨーク市場の終値（170.63円）と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。この時間帯はドル円の円高方向への傾斜に連動。170.80円までじり高となったところから、NY終値を割り込む水準へ押し戻された。朝方からのレンジ下限170.57円付近で推移する場面もあった。

　ユーロドルは戻りが鈍い。12時時点では1.0846ドルとニューヨーク市場の終値（1.0857ドル）と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。対円でユーロもドルもともに弱含むなか、ユーロドルは強い方向感はないものの、本日安値圏まで押し戻されたユーロ円の重い動きや米長期金利のじり高を重しに1.0846ドルまで小幅に下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円：157.13円　-　157.40円
ユーロドル：1.0846ドル　-　1.0860ドル
ユーロ円：170.57円　-　170.80円

(関口)

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