NY株式サマリー(29日)=ダウ411ドル安と2日続落 S&P500とナスダックも3日ぶりに反落

市場概況
◆ダウ平均: 38441.54 -411.32 -1.06%
◆S&P500: 5266.95 -39.09 -0.74%
◆NASDAQ: 16920.58 -99.30 -0.58%

 29日のNY株式相場は下落。エヌビディアが0.81%高と4日続伸したものの、米10年債利回りが4.61%台に上昇したことが重しとなった。ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、411.32ドル安(-1.06%)と2日続落して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.74%安、0.58%安と、ともに3日ぶりに反落した。S&P500採用銘柄は444銘柄が下落し、上昇は57銘柄にとどまった。業種別ではS&P500の全11セクターが下落。エネルギー、資本財、素材、公益が1%超下落し、不動産、金融、ヘルスケアも0.8%超下落した。ダウ平均採用銘柄は引け後に決算発表を控えるセールスフォースが0.66%高となったほか、アップル、ジョンソン・エンド・ジョンソンが小幅に上昇した一方、CEOが業績について懸念を示したユナイテッドヘルスが3.76%安となり、1銘柄でダウ平均を125ドル押し下げたほか、インテル。キャタピラーが2%超下落し、ボーイング、マクドナルド、IBM、ディズニーなども1%超下落した。ただ、5月月初来ではダウ平均が1.65%高とプラス圏を維持したほか、S&P500が4.59%高、ナスダック総合が8.06%高とともに大幅反発ペースとなった。

 米10年債利回りは前日の4.54%から4.61%に上昇(価格は下落)。早期利下げ期待の後退が引き続き売り材料となったほか、米7年債入札の結果が低調だったことも米債の重しとなった。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.92ポイントから14.28ポイントに上昇した。

 引け後に決算を発表したセールスフォースは弱い売上高見通しが嫌気され、株価は時間外で16%安と急落した。


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