NY株式サマリー(3日)=ダウ115ドル安と反落

市場概況
◆ダウ平均: 38571.03 -115.29 -0.30%
◆S&P500: 5283.4 +5.89 +0.11%
◆NASDAQ: 16828.67 +93.65 +0.56%

 3日のNY株式相場は高安まちまち。5月ISM製造業PMIが予想を下回る悪化となったことで景気敏感株が下落した一方、次世代AIチップを発表したエヌビディアが大幅高となりハイテク株の上昇をけん引した。ダウ平均は小幅高でスタートしたものの中盤に439ドル安まで下落し、115.29ドル安(-0.30%)で終了。S&P500も一時0.82%安まで下落したが、0.11%高と小幅高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.04%高まで上昇後、0.53%安まで反落し、0.56%高で終了した。ダウ平均は反落、S&P500が2日続伸、ナスダック総合が4日ぶりの反発となった。S&P500の11セクターはIT、ヘルスケア、コミュニケーションなど4セクターが上昇し、エネルギー、公益、資本財、素材など6セクターが下落。生活必需品が変わらずとなった。ダウ平均採用銘柄はボーイングが3.92%高、メルクが2.29%高となったものの、シェブロン、ダウ・インク、トラベラーズ、キャタピラー、ホーム・デポが2%超下落した。

 寄り後に発表された5月ISM製造業PMIは48.7と4月分の49.2から悪化し、予想の49.6を下回った。3月に50.3と好不況の分かれ目の50を上回ったものの、2カ月連続で50を下回ったことで米景気の先行き不安が高まり、米10年債利回りは先週末の4.512%から4.392%に低下した。今週は金曜日に5月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)が発表されるほか、水曜日に5月ADP民間部門雇用者数、ISM 非製造業総合指数(PMI)の発表もあり、経済指標に注目の週となる。


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