NY株式サマリー(5日)=ダウ96ドル高と続伸、S&P500とナスダックが最高値更新

市場概況
◆ダウ平均: 38807.33 +96.04 +0.25%
◆S&P500: 5354.03 +62.69 +1.18%
◆NASDAQ: 17187.905 +330.86 +1.96%

 5日のNY株式相場は続伸。5月ADP民間部門雇用者数が予想を下回る弱い結果となり早期利下げ期待が高まったほか、AIラリーをけん引するエヌビディアが5%超上昇したことや、前日引け後に決算を発表したヒューレット・パッカード・エンタープライズが10.68%高、クラウド・ストライクが11.98%高と急伸し、ハイテク株を中心に相場を押し上げた。ダウ平均は朝方に162ドル安まで下落する場面もあったが、午後に133ドル高まで上昇し、96.04ドル高(+0.25%)と2日続伸して終了。S&P500は終日プラス圏で推移し1.18%高とほぼ高値引けで終了。ハイテク株主体のナスダック総合も1.96%高と高値引けとなった。S&P500は4日続伸、ナスダック総合は3日続伸し、ともに取引時間中と終値の最高値を更新した。S&P500の11セクターはITの2.68%高を筆頭に、コミュニケーション、資本財、素材、一般消費財など7セクターが上昇し、公益、生活必需品など4セクターが下落した。

 5月ADP民間部門雇用者数は15.2万人増と前月分改定値の18.8万件から減少し、予想の17.5万件も大きく下回った。前日の4月JOLTS求人件数に続いて弱い結果となり、米10年債利回りは前日の4.336%から4.279%に低下。CMEのフェドウォッチ・ツールが示す9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は前日の67%から70%に上昇した。今週は木曜日に新規失業保険申請件数が発表されるほか、金曜日には5月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)の発表もあり、労働関係指標に注目が集まる。


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