NY株式サマリー(21日)=ダウ15ドル高 エヌビディアが売られ、S&P500とナスダックが2日続落

市場概況
◆ダウ平均: 39150.33 +15.57 +0.04%
◆S&P500: 5464.62 -8.55 -0.16%
◆NASDAQ: 17689.36 -32.23 -0.18%

 21日のNY株式相場は高安まちまち。エヌビディアに利益確定売りが続いたことで半導体株が幅広く下落した一方、マクドナルドやナイキなどの消費関連株が上昇した。ダウ平均は73ドル安まで下落後、122ドル高まで上昇し、15.57ドル高(+0.04%)で終了。休場となった19日を挟んで、わずかながら4日続伸となった。一方、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.16%安、0.18%安とともに小幅に2日続落した。半導体株はエヌビディアが前日の3.54%安に続いて3.22%安と大幅続落。週間では4.03%安と9週ぶりに反落。ただ、年初来では155.58%高となった。ブロードコムとマイクロン・テクノロジーも3-4%下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.27%安と2日続落した。S&P500の11セクターは一般消費財、コミュニケーション、ヘルスケアなど6セクターが上昇、IT、エネルギー、公益など5セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はマクドナルドが2.20%高となり、ナイキ、アマゾン、インテル、セールスフォース、シスコ・システムズも1%超上昇した一方、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、アップル、トラベラーズが1%超下落した。

 週間ではダウ平均が561.17ドル高(+1.45%)と反発し、5月10日終了週以来の大幅高となった。木曜日に初めて5500ポイント台突破したS&P500は0.61%高と3週続伸。前週まで2週続伸したナスダック総合は0.48ポイント高(+0.00%)とほぼ横ばいで終了した。

 経済指標は、6月S&Pグローバル製造業PMI速報値が51.7と前月分の51.3や予想の51.0を上回り、同サービス業PMI速報値も55.1と前月の54.8や予想の53.7を上回った。5月中古住宅販売件数は前月分の414万件から411万件に減少したが、予想の410万件を小幅に上回った。強い経済指標を受けて米10年債利回りは前日の4.254%から4.279%まで上昇したが、4.257%とほぼ横ばいで終了した。


(羽土)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(21日)=ダウ15ドル高 エヌビディアが売られ、S&P500とナスダックが2日続落