香港株サマリー(2日)

市場概況
続伸、中国の国有企業銘柄に買い ハイテク株は下落

 休場明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.29%高の17769.14ポイントだった。中国企業指数は0.68%高の6374.91ポイント。メインボードの売買代金は概算で1184億3000万HKドル。

 ハンセン指数は安く寄り付いたものの、朝方に上げに転じた。ただ、心理的節目の18000ポイントが上値のめどとして意識され、次第に上げ幅を縮小する展開となった。前週末に続いて高配当株とされる中国国有企業系の銘柄が買いを集め、金融株やエネルギー資源株が相場を支えた。半面、米長期金利の上昇が嫌気され、ハイテク株が下落して上値を重くした。

 ハンセン指数構成銘柄では、石油株のペトロチャイナ(00857)とCNOOC(00883)、石炭株の中国神華能源(01088)がそろって続伸。本土銀行株の中国工商銀行(01398)と招商銀行(03968)、保険株の中国平安保険(02318)も買われた。電気自動車の理想汽車(02015)、海運の東方海外(00316)が大幅高。不動産開発の龍湖集団(00960)と中国海外発展(00688)の上昇も目立った。半面、前週末に2024年6月中間期の業績見通しを発表した信義光能(00968)が5.6%下落。宝飾品販売の周大福珠宝(01929)、スポーツ用品の李寧(02331)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(02382)も大幅安となった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.43%安の3593.13ポイントと3営業日続落。オフィスソフト・ゲーム大手のキングソフト(03888)、半導体ファウンドリーの華虹半導体(01347)、動画プラットフォームのビリビリ(09626)の下げがきつい。一方、画像認識システムのセンスタイム(00020)が大幅に反発した。


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