中国株サマリー(8日)

市場概況
4日続落、約5カ月ぶり安値 売買代金は低水準

 週明け8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比0.93%安の2922.45ポイントだった。深セン成分指数は1.54%安の8561.95ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5820億1100万元と低水準にとどまった。

 上海総合指数は安く寄り付くと、じりじりと下げ幅を拡大した。終値ベースで今年2月19日以来、約5カ月ぶりの安値を更新。中国経済の先行き不安が根強いなか、今週半ばから来週初めにかけて、中国の物価統計や金融統計、貿易統計、4−6月期国内総生産(GDP)など主要経済指標が相次いで発表されるとあって、投資家がリスクを取りづらいもよう。中国共産党の重要会議、第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)を来週に控えているが、最近の政府系メディアの論調などから、大型刺激策が打ち出される可能性は低いとの見方が出ている。

 セクター別では、教育と医療サービスが全面安。ソフトウエア開発、ゲーム、インターネットサービスなども大きく下げるなど、ほぼ全セクターで売りが優勢だった。

 A株市場では、テック株の広聯達科技(002410)、科大訊飛(002230)、用友網絡科技(600588)、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(002459)、TCL中環新能源科技(002129)が大幅安。インフラ建設の中国交通建設(601800)、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933)なども売られた。半面、電力関連の思源電気(002028)、中国長江電力(600900)、国投電力控股(600886)、セメント大手の安徽コンチセメント(600585)、自動車・電池メーカーのBYD(002594)などが買いを集めた。

 上海B株指数は0.69%安の228.61ポイント、深センB株指数は1.06%安の1113.00ポイント。


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