香港株サマリー(9日)

市場概況
小幅に3日続落で約2カ月半ぶり安値、様子見ムードが重し

 9日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に3営業日続落。終値は前日比0.83ポイント安の17523.23ポイントだった。中国企業指数は0.14%安の6275.64ポイント。メインボードの売買代金は概算で943億3000万HKドル。

 ハンセン指数は、前場はマイナス圏で軟調に推移し、後場に入ってプラス圏に浮上したが、終盤に再びマイナス圏に沈むと、終値で4月25日以来、約2カ月半ぶりの安値を連日で更新した。中国本土市場の上昇が好感されたほか、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がったが、9−10日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が控えているほか、中国では今週半ばから来週初めにかけて物価統計や貿易統計、国内総生産(GDP)など主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなった。

 ハンセン指数構成銘柄では、美団(03690)や中国平安保険(02318)が売られて指数を押し下げたほか、安踏体育用品(02020)や李寧(02331)、康師傅控股(00322)の下落も目立った。半面、米アップルが発売予定の「iPhone16」について、24年の商品準備目標を9000万台前後に引き上げたと伝わり、サプライヤーの舜宇光学科技(02382)やBYDエレクトロニック(00285)が大幅高となった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.96%高の3600.90ポイント。舜宇光学科技やBYDエレクトロニックのほか、華虹半導体(01347)や快手科技(01024)が上昇率上位だった。


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