日経平均サマリー(12日)

市場概況
日経平均は4日ぶり大幅反落 主力大型株が弱く1033円安

 12日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は1033円安の41190円。11日の米国市場では、市場予想を下回る6月消費者物価指数(CPI)を受けて10年債利回りが大きく低下。ただ、これを受けてもエヌビディアが5%超下落するなどグロース株が弱かった。また、米金利低下を受けてドル円は円高(ドル安)に振れたが、CPI発表直後には157円台まで円高が進む場面があり、為替介入も意識された。

 これらの動きを嫌気して500円超下げて始まると、場中も下押し圧力の強い地合いが続いた。半導体株の多くが大幅安となり、半導体株以外でも大型株を中心に値持ちの良かった銘柄が売りに押された。10時近辺では下げ幅を1000円超に拡大。4桁安となったところで売り圧力は和らいだが、下げ渋っても戻りは限られた。後場も週末を前に低空飛行が継続。前場につけた安値(41188円)はかろうじて下回らなかったものの、4桁の下落で取引を終えた。大型株が総じてさえない中、資金は中小型株にシフト。グロース250指数が3.2%高と大きく上昇した。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆2300億円。業種別では不動産、水産・農林、サービスなどが上昇した一方、保険、電気機器、海運などが下落した。決算や自己株取得の発表が評価されたSansan<4443.T>に買いが殺到しており、場中は値が付かずストップ高比例配分。反面、上方修正と増配を発表したファーストリテイリング<9983.T>は、発表前に期待買いが入っていたことから利益確定売りに押されて4%を超える下落。日経平均を約214円押し下げた。



日経平均
 41190.68 -1033.34
先物
 41170 -1200
TOPIX
 2894.56 -34.61


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