市場概況
◆ダウ平均: 40000.90 +247.15 +0.62%
◆S&P500: 5615.35 +30.81 +0.55%
◆NASDAQ: 18398.45 +115.04 +0.63%
12日のNY株式相場は上昇。米6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回るやや強い結果となったが、ミシガン大が発表した7月の1年先・5年先期待インフレ率速報値が前月から低下したことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が今週火曜日、水曜日の議会証言で利下げの可能性を示唆したこと、前日の米6月消費者物価指数(CPI)が予想に反して低下し、利下げ期待が強まったことが支えとなった。前日に大きく下落したエヌビディアなどのハイテク株が反発したほか、金利低下の恩恵を受ける高配当利回り株や景気敏感株が幅広く上昇した。
ダウ平均は小高くスタートとすると、一時503ドル高まで上昇し、247.15ドル高(+0.62%)と3日続伸して終了。5月20日以来、約2カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも5月17日以来の40000ドル台で終了した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.55%高、0.63%高と反発。S&P500は一時1.27%高まで上昇し、7営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新した。
ダウ平均採用銘柄は決算が予想を上回ったJPモルガン・チェースが1.21%安となったものの、インテル、IBMが2%超上昇し、アムジェン、ホーム・デポ、ユナイテッドヘルス、キャタピラー、アップルなど9銘柄も1%超上昇した。S&P500の11セクターはコミュニケーション(-0.75%)を除く10セクターが上昇。一般消費財、素材、ITが0.9%超上昇し、公益、不動産も約0.7%上昇した。
週間ではダウ平均が1.59%高、S&P500が0.87%高とともに2週続伸し、ナスダック総合は0.25%高と6週続伸した。
米6月PPIは前年比+2.6%と予想の+2.3%を上回り、5月分も+2.2%から+2.4%に上方修正された。前月比でも+0.2%と予想の+0.1%を上回り、5月分は-0.2%から0.0%に修正された。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIも前年比+3.0%、前月比+0.4%と、それぞれ予想の+2.5%、+0.2%を上回る伸びとなった。一方、7月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は66.0と、予想の68.5や前月分の68.2を下回る弱い結果となり、併せて発表された1年先と5年先の期待インフレ率速報値はともに2.9%と前月分の3.0%から低下した。米10年債利回りは前日の4.193%から4.184%に低下。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は前日の93%から94%に上昇した。
(羽土)
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◆S&P500: 5615.35 +30.81 +0.55%
◆NASDAQ: 18398.45 +115.04 +0.63%
12日のNY株式相場は上昇。米6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回るやや強い結果となったが、ミシガン大が発表した7月の1年先・5年先期待インフレ率速報値が前月から低下したことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が今週火曜日、水曜日の議会証言で利下げの可能性を示唆したこと、前日の米6月消費者物価指数(CPI)が予想に反して低下し、利下げ期待が強まったことが支えとなった。前日に大きく下落したエヌビディアなどのハイテク株が反発したほか、金利低下の恩恵を受ける高配当利回り株や景気敏感株が幅広く上昇した。
ダウ平均は小高くスタートとすると、一時503ドル高まで上昇し、247.15ドル高(+0.62%)と3日続伸して終了。5月20日以来、約2カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも5月17日以来の40000ドル台で終了した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.55%高、0.63%高と反発。S&P500は一時1.27%高まで上昇し、7営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新した。
ダウ平均採用銘柄は決算が予想を上回ったJPモルガン・チェースが1.21%安となったものの、インテル、IBMが2%超上昇し、アムジェン、ホーム・デポ、ユナイテッドヘルス、キャタピラー、アップルなど9銘柄も1%超上昇した。S&P500の11セクターはコミュニケーション(-0.75%)を除く10セクターが上昇。一般消費財、素材、ITが0.9%超上昇し、公益、不動産も約0.7%上昇した。
週間ではダウ平均が1.59%高、S&P500が0.87%高とともに2週続伸し、ナスダック総合は0.25%高と6週続伸した。
米6月PPIは前年比+2.6%と予想の+2.3%を上回り、5月分も+2.2%から+2.4%に上方修正された。前月比でも+0.2%と予想の+0.1%を上回り、5月分は-0.2%から0.0%に修正された。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIも前年比+3.0%、前月比+0.4%と、それぞれ予想の+2.5%、+0.2%を上回る伸びとなった。一方、7月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は66.0と、予想の68.5や前月分の68.2を下回る弱い結果となり、併せて発表された1年先と5年先の期待インフレ率速報値はともに2.9%と前月分の3.0%から低下した。米10年債利回りは前日の4.193%から4.184%に低下。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は前日の93%から94%に上昇した。
(羽土)
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DZH Finacial Research
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