NY株式サマリー(16日)=ダウ742ドル高と連日で最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均: 40954.48 +742.76 +1.85%
◆S&P500: 5667.2 +35.98 +0.64%
◆NASDAQ: 18509.34 +36.77 +0.20%

 16日のNY株式相場は続伸。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まる中、この日発表された米6月小売売上高が予想を上回る強い結果となったことで米国経済のソフトランディング期待も高まった。年初からの相場上昇をけん引してきたエヌビディアなどのハイテク・ジャイアントが利益確定売りに押された一方、景気敏感株や小型株が幅広く上昇した。ダウ平均は終盤に777ドル高まで上昇し、742.76ドル高(+1.85%)と大幅に5日続伸して終了。3日連続で取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも前日に続いて最高値を更新。上昇率は昨年6月2日以来の大きさとなった。S&P500も0.64%高と3日続伸し、取引時間中と終値の最高値を更新。一方、ハイテク株主体のナスダック総合も0.20%高と3日続伸したが、上昇率は限定的だった。小型株指数のラッセル2000は3.50%高と大幅に5日続伸し、5日間で11.54%高となった。ダウ平均採用銘柄は予想を上回る決算を発表したユナイテッドヘルスが6.50%高となり、1銘柄でダウ平均を220ドル余り押し上げたほか、キャタピラーが4.28%高、ボーイングが3.87%高となり、ホーム・デポ、マクドナルド、ゴールドマン・サックス、ナイキなども2%超上昇した。S&P500の11セクターは資本財、素材、一般消費財、ヘルスケア、金融など9セクターが上昇し、コミュニケーション、ITの2セクターが下落した。

 寄り前に発表された6月小売売上高は前月比で0.3%のマイナス予想に反して横ばいとなり、5月分も+0.1%から+0.3%に上方修正された。自動車を除く小売売上高は前月比横ばい予想に反して+0.4%となり、5月分も-0.1%から+0.1%に上方修正された。小売売上高が強い結果となったものの、米10年債利回りは前日の4.229%から4.160%に低下。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は100%となり、年内2回の利下げ確率も前日の96%から99%に上昇した。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(16日)=ダウ742ドル高と連日で最高値を更新