東京外国為替市場概況・17時 ドル円、売り一服

市場概況
 22日午後の東京外国為替市場でドル円は売り一服。17時時点では156.81円と15時時点(157.04円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。為替市場でのトランプトレードは米金利上昇のドル買いと、貿易赤字解消のドル安政策方針で方向感が出にくい。しかし、債券市場は、トランプ氏の返り咲きは、関税引き上げで債券売り(金利上昇)となっていたことで、バイデン氏の大統領選挙撤退でその逆の債権買いとなり、時間外の米10年債利回りは一時4.20%台まで低下した。米債の動きに連れて、欧州入り後も避難通貨として円が買われドル円は一時156.29円まで下落。しかし、徐々に米金利がやや戻したことや、欧州株式市場が揃って小幅高となっていることで下げ渋り17時前には156.80円台を回復した。

 ユーロドルは小動き。17時時点では1.0887ドルと15時時点(1.0884ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。避難通貨(円やスイスフラン)やリスク許容度に敏感な通貨(オセアニア通貨等)が相場の中心となっていることで、ユーロドルは1.08ドル後半で小動きに終始した。なお、ユーロスイスフランは0.9657フラン、ドルスイスフランは0.8871フランまでフラン買いが進んだ。

 ユーロ円も売り一服。17時時点では170.72円と15時時点(170.93円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。避難通貨としての円買いにより、ユーロ円は170.06円まで下げ幅を広げた。しかしながら、ドル円同様に売りは一服となり170.70円台まで下値を切り上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.29円 - 157.61円
ユーロドル:1.0879ドル - 1.0903ドル
ユーロ円:170.06円 - 171.66円


(松井)


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