中国株サマリー(1日)

市場概況
反落、財新製造業PMIの予想下振れや利益確定売りが重し

 1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.22%安の2932.39ポイントだった。深セン成分指数は0.92%安の8673.58ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7822億4900万元だった。

 上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で9月の利下げの可能性が示されたことが好感されたが、きょう午前に中国メディアの財新が発表した2024年7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.8と、市場予想の51.5を下回ったことが嫌気された。また、指数は前日に2%超上昇した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなったほか、半導体などを巡る米中の対立激化も警戒された。セクター別では、バッテリー素材が全面安となったほか、酒造や小売りも売られた。半面、貴金属や自動車、輸送設備などが買われた。

 A株市場では、瀘州老窖(000568)や万華化学集団(600309)などの下落が目立った。中国100都市の中古物件価格が27カ月連続で下落したと伝わり、保利発展控股集団(600048)や招商局蛇口工業区控股(001979)、万科企業(000002)など不動産株も売られた。半面、中公教育科技(002607)が大幅高となったほか、中国中車(601766)や中国交通建設(601800)も買われた。

 上海B株指数は0.29%安の237.25ポイント、深センB株指数は0.87%安の1113.58ポイント。


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