中国株サマリー(6日)

市場概況
4日ぶり反発、方向感欠く ゲーム株・教育株に買い

 6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.23%高の2867.28ポイントだった。深セン成分指数は0.82%高の8463.86ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6541億9000万元だった。

 上海総合指数は高く始まった。前日終値は今年2月7日以来およそ6カ月ぶり安値だっただけに、自律的な反発を見込んだ買いが幅広いセクターで先行した。ただ、中盤以降は前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠いた展開。人民元相場の上昇に伴い中国人民銀行(中央銀行)が利下げに動きやすくなるとの期待が高まった半面、銀行の利ざや縮小や保険会社の投資収益減少を警戒する売りが出たもよう。セクター別ではゲームと教育が全面高のほか、太陽光・風力発電設備、医薬品、不動産サービスが上昇した。半面、保険と銀行、鉄道・道路、貴金属、自動車が下落した。

 A株市場では小売り大手の王府井集団(600859)と永輝超市(601933)、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(002459)とTCL中環新能源科技(002129)、隆基緑能科技(601012)、不動産開発の保利発展控股集団(600048)と招商局蛇口工業区控股(001979)が高い。職業教育サービスの中公教育科技(002607) はストップ高を付けた。一方、保険株の中国人寿保険(601628)、中国太平洋保険(601601)、新華人寿保険(601336)、中国平安保険(601318)が大きく売られた。中国4大商業銀行の中国工商銀行(601398)、中国建設銀行(601939)、中国銀行(601988)、中国農業銀行(601288)もそろって下落。音声認識技術の科大訊飛(002230)、家電の美的集団(000333)は続落した。

 上海B株指数は0.64%高の233.11ポイント、深センB株指数は0.07%高の1091.02ポイントとともに4営業日ぶりに反発した。


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