香港株サマリー(6日)

市場概況
4日続落、買い直し先行も勢い続かず 中国人寿保険などに売り

 6日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。終値は前日比0.31%安の16647.34ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の5852.61ポイント。メインボードの売買代金は概算で964億5000万HKドル。

 ハンセン指数は反発スタート。5日の米国・欧州市場が軒並み急落したものの、前日に過去最大の下落幅を記録した日経平均が大幅に反発して始まったことを受け、香港市場でも買い直しが先行した。もっとも、勢いは続かず、買い一巡後は前日終値を挟んでもみ合った。結局、終値ベースで4月22日以来、およそ3カ月半ぶりの安値を連日で更新した。米景気後退(リセッション)や、中東情勢緊迫化を巡る懸念に加え、日銀の利上げを受けて低金利の円を借りて世界のリスク資産に投資する円キャリートレードが縮小するとの見方が引き続き重荷となった。

 ハンセン指数構成銘柄では、中国保険大手の中国人寿保険(02628)、ビールメーカーのバドワイザーAPAC(01876)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(01928)が大幅安。産金の紫金鉱業集団(02899)、家電メーカーの海爾智家(06690)、オンラインゲーム大手のネットイース(09999)、アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(01299)なども下げがきつい。半面、医薬関連の翰森製薬(03692)、無錫薬明康徳新薬開発(02359)、薬明生物技術(02269)、スポーツ用品の李寧(02331)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(00968)などが大幅逆行高を演じた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.09%高の3342.52ポイントと4営業日ぶりに小反発。東方甄選(01797)、京東健康(06618)、阿里健康(00241)、舜宇光学科技(02382)が上昇率上位。半面、ネットイース、海爾智家(06690)、蔚来集団(09866)、百度(09888)が下落率上位だった。


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