中国株サマリー(7日)

市場概況
小幅続伸、総じてプラス圏でもみ合う 中公教育科技などに買い

 7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続伸。終値は前日比0.09%高の2869.83ポイントだった。深セン成分指数は0.17%安の8449.58ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5920億3500万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付いたものの、その後は総じてプラス圏でもみ合った。指数はおよそ6カ月ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の強まった銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。もっとも、中国景気の先行き不安が意識されるなか、7月の物価統計などの発表を週内に控え、上値追いの動きは限られた。なお、午前中に発表された中国の7月の貿易統計はまちまち。米ドル建て輸入は前年同月比7%増と市場予想(9.7%増)から下振れした半面、輸入は7.2%増と市場予想(3.5%増)を上回った。

 セクター別では、通信設備・サービス、送配電設備、電力、石炭などが高い。半面、医療サービス、農業関連、バッテリー素材、医薬品販売などが下げた。

 A株市場では、職業教育サービスの中公教育科技(002607)が3日連続のストップ高。小売り大手の永輝超市(601933)が大幅に続伸し、ストップ高を付けた。送配電用機器の思源電気(002028)、特定用途無線大手の海能達通信(002583)、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)なども買いを集めた。半面、テック株の曙光信息産業(603019)と紫光(000938)、養豚業者の牧原食品(002714)などが安い。前日に高かった小売り大手の王府井集団(600859)が反落。生保大手の中国人寿保険は続落した。

 上海B株指数は0.12%安の232.82ポイント、深センB株指数は0.68%高の1098.47ポイントだった。


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