香港株サマリー(9日)

市場概況
3日続伸、1週ぶり高値 新エネ車株に買い

 9日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比1.17%高の17090.23ポイントだった。中国企業指数は1.29%高の6017.85ポイント。メインボードの売買代金は概算で880億6000万HKドル。

 ハンセン指数は始値で心理的節目の17000ポイントを回復。前日の米株式相場の上昇を受け、幅広いセクターで買いが優勢だった。前日発表された米新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示し、米景気後退(リセッション)懸念が和らいだ。ハンセン指数が20日移動平均(大引け時点で17258.20ポイント)に迫る水準では上値が重かったものの、終値は1日以来およそ1週間ぶりの高値だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、新エネルギー車を手掛ける理想汽車(02015)とBYD(01211)、小米集団(01810)が大幅に反発した。前日大引け後に2024年4−6月期決算を発表したSMIC(00981)は5%近く上昇。アルミメーカーの中国宏橋(01378)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(01997)、オンラインゲームのネットイース(09999)も買われた。一方、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(00762)、新薬受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、火鍋チェーンの海底撈国際(06862)が反落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.08%高の3436.80ポイントと反発。電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)と蔚来集団(09866)、ヘルステックの平安健康医療科技(01833)が高い。半面、24年6月中間決算を前日大引け後に発表した華虹半導体(01347)は大幅安。動画配信プラットフォームのビリビリ(09626)、ライブコマースの東方甄選(01797)は続落した。


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